IPOとは、Initial Public Offeringの略で、自社の株式を証券取引所などに公開することを言います。IPOをすると、日々自社の株式が取引所で売買され、その売買される金額が株価となります。また上場会社となると四半期ごとに決算報告をしたり、適時に業績予想をしなければならず、その結果次第では株価が高騰したり、逆に低下したりします。四半期ごとの業績報告は、会社の自由としてしまうと株価の維持のために虚偽の報告をしてしまうおそれがあることから、会計監査人(監査法人または公認会計士)の会計監査や四半期レビューを受けたものとする必要があります。会計監査の際には、会社の内部統制監査についての意見も会計監査人から受けることとなります。

上場をすると、会社の信用度が上がり、取引がしやすくなったり、より優秀な人材を採用しやすくなるなどのメリットがあったり、また上場前からの株主としては、上場により株価が跳ね上がることによるキャピタルゲインを得られるなどのメリットがあります。一方で、上記のような会計監査または四半期レビューを四半期ごとに受ける必要があり、その他上場維持をするためのコストがかかってしまうというデメリットがあります。日々株価の上下を気にしないといけないというプレッシャーや、株価が下がりすぎた場合に買収を受けるおそれや総会運営上で物言う株主から反対意見を述べられてしまう可能性などにも対処しないといけないということも考えないといけません。