上場を目指すと決めて色々と準備をしてから、実際に上場の申請をするのは、申請をする期に開催する定時株主総会(直前期についての定時株主総会)が終わってから2ヶ月前後の主幹事証券会社の審査を受けて、その後の数ヶ月の取引所審査を通ってからとなります(実際には取引所審査のあとに財務局審査もあります)。そのためどうしても、申請期が開始してから上場が実現するまでに半年以上の時間を要することとなりますし、申請期が開始してから1年以上かかってしまうケースもあります。

例として3月決算の会社で見てみると、直前期の3月が終わり、通常はその期にかかる定時株主総会を6月に行うことになると思いますが、そこから主幹事証券会社の審査を受けると、その終了が8月頃となります。その後取引所の審査が9月から11月頃まで行われると、取引所での取引開始(IPO)は順調に行けば12月となります。これが12月に上場する会社が多い理由です。3月決算の第2四半期(7月~9月)の四半期報告までチェック対象となることから、審査は11月までかかることとなります。なお、当初目標としていた12月の上場が何らかの理由で延びてしまい、3月の上場となったり、時には4月以降の上場となってしまうケースもあります。予算に対しての実績が芳しくないために第3四半期までの数字を見る必要があると判断された場合や、何らかの手続に遅れが出てしまった場合などです。